むかし僕が死んだ家　東野圭吾

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こんばんは！りきです

今回は東野圭吾さんの『むかし僕が死んだ家』を紹介します！

【読んだきっかけ】

東野圭吾さんの全作品制覇を目指しているなかで

自分の誕生年に文庫化したこの作品を手に取りました！

【感想】

まずはとにかく伏線がすごい！

ミステリーを読むときは

少しでも違和感を抱いたところに

付箋を貼っているのですが

第一章と第二章は付箋だらけになりました。

これだけ多いとただの気のせいかもと思っていたものの

終盤にかけてしっかりと伏線回収

スッキリしたと思いきや

次はタイトルの意味にモヤモヤしました

伏線回収のスッキリ感と

良い意味でのモヤモヤ感という

僕がミステリー小説に求めているものを

両方持っている作品でした！

【おすすめの人】

・タイトルの意味が深い作品が好き

・東野圭吾の隠れた名作を読みたい

・伏線を探しながら読むのが好き

【みどころ】

①特殊性

この作品、特殊なんです。

山の屋敷で過ごす私と沙也加だけで

ほぼ全編構成されています。

屋敷ものらしく閉じ込められたり、

強盗が入ってきたりすることもなし。

なのに、とにかく謎が多い。

沙也加の言動もどこか怪しくて

人となりが伺えない…

②伏線

伏線回収が好きな方に朗報です。

この作品は伏線のオンパレード。

まさに一行も見逃せないミステリです。

こんなに怪しいポイントあって大丈夫？

そんな気持ちになるほど伏線だらけ。

見落とさないように

付箋を貼りながら読むのがおすすめです。

③タイトルの意味

『むかし僕が死んだ家』

インパクトのあるタイトルですが

読み終えてからタイトルを見ると

印象がガラッと変わります。

読む人によって解釈がわかれる

深い深いタイトルの意味に

あなたもきっと鳥肌が立つはず…

【作者情報】

生年月日：1958年2月4日

デビュー代表作：『放課後』（1985年）

受賞歴：

『秘密』日本推理作家協会賞

『容疑者Ｘの献身』直木賞など

【作品情報】

出版社：講談社文庫

発行年：1997

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