赤い月の香り

こちらの書籍は

『透明な夜の香り』の続編になります

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"君からはいつも強い怒りの匂いがした"

カフェでアルバイトをしていた主人公、朝倉満は

客として来店した小川朔に

自身が暮らす洋館で働かないかと勧誘される

怒りを自制出来ない主人公は

朔の作る香りで

自分を律することが出来ると思いはじめる

主人公の傷つけ傷つけられた、

トラウマを象徴する『赤』

その記憶が香りによって呼び起こされ、

過去に向き合うことで自分を取り戻していく

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今回は男性が主人公ですが

前作とリンクした部分もありますので、

前作を読まれてる方は懐かしい部分も

あるかと思います😊

植物の描写や

ハーブもたくさん出てきたり

洋館の静かな感じとかは変わらないので

世界観は前作と同じです✨

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今回もお客様の要望にあった香りを

作っていくのですが

主人公、朝倉満の過去のトラウマが、

怒りや暴力、母の愛、執着と、

少し重めなので

全体的なお話としては

前作よりも重く暗い感じがありましたが、

今回も香りを通じて人間の心を考えさせられ

読みごたえ抜群です😌

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