込められた意味が深い！タイトルに惹かれる小説5選！

#夜が暗いとは限らない

寺地はるな

閉店が決まった「あかつきマーケット」の

マスコット、あかつきん。

なぜか街のあちこちに出没して

人助けをしているらしい…?

13の連作短編ですが、最初の章が

『朝が明るいとはかぎらない』、そして

最後の章が『夜が暗いとはかぎらない』。

構成もおもしろく、ハッとさせられる気づきが

たくさん得られる物語です。

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#死にたがりの君に贈る物語

綾瀬隼

熱狂的ファンが多数存在する

覆面作家ミマサカリオリ。

人気シリーズの完結を目の前に

ミマサカの訃報が伝えられる。

未完の作品の結末を探ろうと、

ミマサカファンの男女7人が、

小説のシチュエーションと同じ状況で

生活する試みが始まるが…。

最後にタイトルの意味がわかります。

すごくよいラストでした！！

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#あちらにいる鬼

井上荒野

瀬戸内寂聴と、父親との不倫をモデルに、

娘が書いた小説。

といっても、恨みつらみ的な話ではなく、

実際、瀬戸内寂聴と作者の関係は

良好だったらしいです。

息を吐くように嘘をつき女を口説く小説家を

めぐる関係を、妻と不倫相手の視点から

描きます。タイトルの意味を知ったとき

思わず唸ってしまいました。

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#本のない絵本屋クッタラ

標野凪

絵本屋なのに、本がないとは?

副題に「おいしいスープ」ってあるけど

本じゃなくスープがあるの？

と、タイトルで疑問が噴出して

手に取りました😄

紹介される絵本だったり、

おいしそうなスープだったり、

共同経営者だったり、と、

楽しめるポイントもたくさんです！

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#杉森くんを殺すには

長谷川まりる

こんな衝撃的なタイトルの児童書が

かつてあったでしょうか？

主人公の高校生ヒロは、ミトさんに

「杉森くんを殺すことにした」と

電話で告白します。

それに対しミトさんは、

殺す理由をまとめておくように、

などと冷静なアドバイスをします。

たくさんの人に読んでほしい傑作です。

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