事実と真実は違う。憶測や上辺だけの情報で判断してはいけない。そう心に刻まれた作品でした。

公園で雨に濡れた女児を保護するも「誘拐罪」で逮捕された19歳の青年と「被害女児」とされた少女が15年後に再会する様子を描いた物語。

どこにも居場所がなかった。だけど青年の隣が心地よく居場所となっていた少女。しかし世間は少女を誘拐された被害女児としてみてくる。世間からの哀れんだ視線、真実を伝えても受け入れてもらえない現実。再会した2人はどう歩んでいくのか。

一気読みしてしまいました。物語に引き込まれ夕食の存在をも忘れて見入ってしまいました💦

本当に心がきゅーって締め付けられ、切なくなってでも2人の関係に温かさを感じた素敵な作品でした。

作品📕:流浪の月

作者:凪良ゆう

出版社:創元文芸文庫

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