イタリアの中の小さな国家の大きな美術館

ヴァチカン市国Status Civitatis Vaticanae、その面積は0.44平方キロメートル程しかないが、カトリック教会と東方典礼カトリック教会の総本山の地となっている。ヴァチカン美術館Musei Vaticani(有料)は歴代の教皇が集めてきた美術品を展示してある。美術館は教皇個人の礼拝堂であるシスティーナ礼拝堂とも繋がっていて(３)、チケットは両方の施設の入場料を含む。一方美術館と隣合わせになっているサン・ピエトロ大聖堂は、バチカン市国内にあるカトリック教会の総本山、教会自体への入場は無料である。この大聖堂には美術館側からガイドツアー専用の通路を通って入れるらしいが、一旦市国を出て、城郭に沿って２０分程歩いて回り込んだ先の円形のサン・ピエトロ広場(１)側から入る事もできる。この場合途中でレストランやカフェでランチする事ができる。

ヴァチカン美術館は貴重な美術品と建築物(２−８)の宝庫で、有名な「ラオコーン像」をはじめとする古代ローマ時代の彫像が所蔵されており、ラファエロの間にはルネサンス期のフレスコ画、そしてシスティーナ礼拝堂には有名なミケランジェロの天井画があります。

教皇と宮殿の警備はスイス衛兵が当たる(１０)。９美術館の美しい螺旋状のブラマンテ階段。