【自分の見てる世界が一変する本 3選】

本を読むことで知らない世界を知れる。それが読書の醍醐味ですが、そんな中でも、衝撃を受けた3作をご紹介📚

1.

#同志少女よ敵を撃て

#逢坂冬馬

満足度 ★★★★★

読みやすさ ★★

作品をよりリアルに近づけるために、どれぐらい参考文献調べ上げたんだろうか。素晴らしかったです。

ソ連とドイツの橋渡しを担う、外交官になることを夢見ていた平和主義の18歳の少女が、どんどん平和とはかけ離れた狙撃兵へと変貌していく。読んでいてゾッとしました。

家族の死、仲間の死、大切の人の裏切り。

読んでいて、戦争により登場人物達の心情がどんどん蝕まわれいく。戦争の残酷さに改めて気付かされました。

2.

#正欲

#朝井リョウ さん

満足度 ★★★★

読みやすさ ★★★ 3.5

誰を愛してもいい時代。

そんな自由に見えるこの世界で、息もできず踠く人たちがいる。そんなことを想像したことは一度でもあっただろうか。読み終わった後に、今まで感じていた”多様性”の言葉への捉え方が変わりました。

この物語に出会うまで、不審者として捕まる人たちを軽蔑してきた。自分の欲望を満たすことで犯罪になる。その葛藤に苦しむ人達がいると想像したことはなかった。

犯罪はもちろん肯定できない。でも世間が問う”多様性”の枠組みから外れた人はどうなるのか。考えさせられました。

3.

#ハンチバック

#市川沙央 さん

満足度 ★★★

読みやすさ ★★★ 3.5

重度の障害者が抱く健常者への嫉妬、孤独、悲しみ、怒り、諦めがストレートに描かれていた。同じ境遇でないと、到底理解も共感もできない苦しみだけど、それがまた心にズーンときた。

釈華がTwitterで呟く理解し難い欲望は、正直不愉快でした。でもその欲望はきっと誰かをちゃんと愛してみたいという気持ちが捻くれなのだと思う。

釈華は、「寂しい」「虚しい」のかな。色々考えさせられました。最後の終わり方にも驚愕でした。

以上、3冊。読了後、自分が今まで見ていた世界、当たり前だと思っていたこと、価値観はなんだったのか。深く考えされられました。気になる方はぜひ☺️

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