列車で訪れるイタリア・ピサの魅力

イタリアのピサは、ティレニア海（地中海）に面した都市です。

11世紀から13世紀にかけて、ベネチア、ジェノバ、アマルフィとともに四大海洋共和国と呼ばれ栄えました。

【ピサの斜塔】

最も有名なのはピサの斜塔。

「奇跡の広場」と呼ばれるドゥオモ広場に、斜塔、大聖堂、納骨堂、洗礼堂が並びます。

白亜の建築物が緑の芝に映えて、絵のように美しい。

【町全体が美術館】

ピサは町の中心をアルノ川が流れ、中世からの建築物が残り、どこを歩いても美術館のようです。

【中央駅から広場へ】

ピサ中央駅からドゥオモ広場まで約2km。

バスやタクシーもありますが、歩きましょう。

駅前通りは、入りやすいカフェやレストラン、気取らないブティックが並びます。

アルノ川の橋から見ると、川面に均整のとれた街並みが逆さに映り、道行く人の目を楽しませます。

中世ピサの政治の中心地であったカヴァリエーリ広場まで来れば、ドゥオモ広場はすぐそこです。

【素晴らしい車窓風景】

私はジェノバから列車でピサに入りました。ジェノバを出ると間もなく、右手の車窓にティレニア海の柔らかな海岸風景が展開します。この路線は、ヨーロッパ鉄道時刻表でも海岸線景勝ルートとして紹介されています。