依頼主の「想い」を「手紙」として紡ぎだす『ツバキ文具店』シリーズ

#小川糸 さんの#ツバキ文具店 シリーズを紹介します。

主人公は、ツバキ文具店を引き継いだ鳩子。

通称ポッポちゃん。

ツバキ文具店は江戸時代から続く代書屋でもあります。

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代書屋、って、手紙を清書してくれるのかな?と思ったけど、それだけじゃないみたい。

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代書、とは、代わりに手紙を書くこと。

手紙を清書するだけでなく、文章も、筆跡も、筆記用具、便箋、切手もすべて依頼した人の想いに

沿うようにコーディネートし、手紙として完成させます。

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ページの途中に、話に出てくる手紙の実物が

挟み込まれていて、それも面白い！

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友達からのお金の無心を断る手紙。

料理に髪の毛が入っていたと相手を傷つけず伝える手紙。

亡くなった父から母へ送る手紙。

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そんな難しいことをどう伝えるの?という依頼を、

どのように手紙に落とし込むのかが見所。

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先代である厳しかった祖母とポッポちゃんとの

確執も描かれます。

亡くなった祖母との関係を自分の中でどう折り合いをつけていくか。

そして、一人だったポッポちゃんがどう家族を作っていくのか。

シリーズを通して描かれるポッポちゃんの成長も

楽しめます。

①『ツバキ文具店』

②『キラキラ共和国』

③『椿ノ恋文』

の順番で読んでね。

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どれも面白いけど、わたしは最新刊『椿ノ恋文』が一番良かった。

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鎌倉が舞台のこの作品、実際のお店もでてくるみたいで、読むと鎌倉に行きたくなります!

そして、小川糸さんの作品の特徴でもあるのですが、登場人物のあだ名の付け方が面白い！

マダムカルピス、男爵、パンティ、

QPちゃんなどなど、登場人物が誰が誰だっけ?て悩むことがほぼないです。

#読書

#読書記録

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