【感覚で自分を守る‼️】

私の兄はサヴァン症候群でした。

感覚がとても敏感で、

人でも場所でも感覚で判断していました。

家にお客さんが来た時も

平気で同じ部屋に居られる人と

決してその人の前に出てこない時がありました。

彼の中では

「大丈夫な人」と「決して同じ空間にいてはいけない人」

の感覚的な区別があったようです。

家族で旅行に行った時も

旅館の前で急に動かなくなって

両親が何を言おうと

決して中に入ろうとしませんでした。

結局その時は

別の旅館に泊まることになりました。

親戚の家に行っても玄関の中にも入らず

私達が出てくるまで

外でずっと待っていたこともありました。

家や建物にも

自分と波動の合わない場所があったようです。

(もしかしたら,そこに居る人が原因だったかも知れません)

サヴァン症候群で社会不適応な兄にとっては、感覚だけで自分を守るしかなかったのでしょう。

そんな兄が1度だけ私達家族と一緒に

ハワイ旅行に行ったことがあります。

私は

「兄は、予約してあるホテルや部屋は大丈夫かな？」

と少し不安でしたが、

空港に着いたときから

兄が不安を感じる様子は一切ありませんでした。

ハワイの空気感が

兄に安心を与えてくれていたように思います。

発達に課題を抱えた人にとっても

ハワイって優しい場所ですね。

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